ハゲをユーモアに変えた男
圧倒的なフォロワー数を誇る孫正義社長のTwitterは絶大な人気を博し、日々多大な影響力を持っています。そんな孫氏の『毛』にまつわるツイートは、独特で短く、切り口が鋭く強い印象をもつコメントばかり。
流石は大企業の社長であると感じさせてくれます。例えば、2013年10月8日 には「不毛な値下げ競争が始まった」と批判された際は『不毛ではない。まだ少し残っている。』とツィートしています。強いです。
ユーモアを感じさせつつ、経営者としての強い言葉を発信していますね。そんな孫氏には、他の有名人にもれず批判的なコメントが寄せられることもありますが、それも孫氏流のジョークで大胆に切り返しています。
あるユーザーが「髪の毛の後退度がハゲしい。」とコメントされたこともあります。なかなかキツめのジョークに対し、堂々の切り返しで大変話題になりました。孫氏は『髪の毛が後退しているのではない。 私が前進しているのである。』とのこと。強い、強すぎます。
他にも、万華鏡風に頭皮を撮影した写真を「クリスマスプレゼント」として発信したりと、あまりの強さに、世界中の薄毛同志の共感を呼ぶばかりでなく、勇気づけることとなりました。
それどころか、「こんなユーモアのあるおじさん素敵だ」と若い世代の方や、薄毛に悩んでいない層からも応援が寄せられています。彼にとって、ハゲは蔑称ではなく、オンリーワンなコミュニケーションツールなのですね。
孫正義さんから学ぶ「モテる薄毛男子」とは
コミュニケーションツールとして有力なのは、やはり万人に伝わる笑いのセンスである事が孫社長のツィートでわかるかと思います。彼のツィートは、短く完結し、インテリジェンスを感じる文章です。
長々と語る訳でもなく、直接的に自分の株を上げたいというエゴも感じさせません。そして何より、自分の個性を受け止め、自分らしく発信しているのです。
そんな姿勢は、ポジティブで好感が持てるので、他の経営者を追随させない人気を誇っているのかもしれません。
孫氏のこういった姿勢は、「モテ術」として重要なポイントです。話がうまいヘタに関わらず、「自分の個性を肯定する懐の大きさ」です。人間こうありたいものですね。せめて、薄げだからと卑屈にならず、楽しく人と交流する姿勢から、是非目指して行きたいものです。